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ピーちゃんのターミナルケア日記(13)最終回

pichan30.jpg

今はここにぴーちゃんが入っている。
ペットの火葬場で待っていると横浜の友人からメールが入った。状況をお伝えすると「般若心経」を唱えて下さるとおっしゃって下さったのでとてもうれしかった。
ピーちゃんの亡骸を入れたバッグを抱えて近くのJR駅まで歩いた。生きているときよりずっしり重さを感じる。ときどきもぞもぞピーちゃんが生き返って動き出しているように感じて亡骸を押さえてみる。そんなハズはないと思い返す。浅草橋まで電車で10分弱。駅からの案内表示が出ていたので迷わずに到着できた。なぜこのペット火葬場を知っているかといえば、家族が勤務していた会社の関係者が飼っていたネコちゃんが二匹、ここのお世話になっていたからだ。3時に着いたら待っていたのはわたしだけだった。
エレベーターで屋上の火葬場に行く。係の方が「最後のお別れをしますか?」というので頷く。するとタオルケットからピーちゃんの顔が出てきた。安らかな顔をしている。顔を撫でて「また会おうなピーちゃん、ありがとう」と言ったら涙が止まらなくなってしまった。
待合室で待つこと1時間、真っ白な骨になったピーちゃんに再会した。写真も撮ってあるがご紹介できない。係員は骨が真っ白なのは病気がなかったからです。普通この年齢になると茶色っぽくなるのです。この銀杏の形が爪、まあるいのが、のど仏と説明してくださった。ピーちゃんが息を引き取った瞬間もBSTBSの徳光アナの四国88箇所巡りの番組で45番札所・岩屋寺が放送されており、ちょうど彼の唱える念仏が聞こえて来た。なんと言う偶然。
骨壺に入れてもらって軽くなったピーちゃんの遺骨を抱えて来た道を自宅まで戻って来た。
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