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朝鮮漬(水玉文庫)

14/02/06
水玉文庫

○朝鮮漬
戦時中、私の父とその家族は、朝鮮半島に住んでいた。
昭和6年生まれの父の姉は、冬になると「朝鮮漬」といって、キムチを漬けていた。
私はトウガラシの赤い色と黄色みがかった白菜の色の組み合わせが、なんだか気味が悪く、食べたことがなかった。
高校時代、同級生が「○○さんのとこの朝鮮漬食べたよ、おいしかったよ」といわれたときはびっくりした。
伯母が自分の友達に配っており、その友達の従弟の子が私の同級生だったのだ。
田舎の世間は狭い。

大学に入ると、朝鮮漬はキムチとして世間に出まわるようになった。
市販され、みんなが食べてるので、私も食べるようになった。
伯母は私が大学4年の春に亡くなっている。
私は伯母の朝鮮漬を食べたのかどうか、記憶にない。

伯母が亡くなった後は、作業を手伝っていた私の母が漬けている。
味は伯母も母も、私の父に味見させ、決めていた。
が、母は父の高血圧を気にして、塩分を少なくしている。
伯母の味と母の味はきっと違うだろう。
でも私にはわからない。

例年暮れに漬け、1月中旬には配っていたような気がするが、
今年は年が明けてから作り始めたということで、
先月末ごろ、そろそろできあがってるんじゃないか?と思い、電話し、送ってもらった。

電話でいつも頼んでいた魚屋さんがやめてしまい、
なじみの八百屋さんに牡蠣とエビの塩辛を頼んだけど、
エビの塩辛がわかんなかったみたいで、
干しエビ買ってきちゃったからいつもと違う、
とか、
リンゴを入れ忘れたのに気付いて、御父さんにいったら、
いまからいれろといわれて、10個だけすっていれた、
とか、
いわれたが、いつもと同じようにおいしくいただき、結局違いはわからなかった。

今日電話したら、漬かってきたからか、お父さんがいつまでも食べてて止めさせた、
塩分少なめにしてるけど、あんなに食べたら意味がないよね、と言っていた。
父が祖父の亡くなった年齢に近づいている。
そのことが気になりつつも、好きなものを食べれれてよかったんじゃないと思った。
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