スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

かにた

MIN
 「山田風太郎明治小説全集7」の中に、「明治かげろう俥」という作品が収録されている。その中に、明治33年に「日本娼妓解放」ののろしを救世軍(キリスト教の一派)があげたという読売新聞の記事が紹介されている。小説では、吉原に救世軍がデモ行進している場面があった。同時に、主人公の1人が売春婦を「ブラックマー・ホーム」という女性保護施設に預ける話がある。「ブラックマー・ホーム」というのは、アメリカの婦人が売春婦3人を救って収容したのがはじまりで、アメリカ本国の有志の募金で賄われている施設のことである。
 この本を読んでいる最中に、館山市にある「かにた婦人の村」(設置経営者・社会福祉法人ベテスダ奉仕女母の家)への取材要請があった。この村の敷地内には、元日本人従軍慰安婦の願いによって建てられた「従軍慰安婦の碑」があるというのだ。ここで、「かにた婦人の村」の前身が売春禁止法(1956年公布)が施行された際に、売春婦たちを収容する東京の施設(厚生省の認可で)の1つだったことを知った。日本でのキリスト教の婦人保護事業というのが、明治に入った直後から始められていたこと。日本という国が、まれにみる買春容認国家だったという土壌の深さを知った出来事でもあった。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

きょうの目

Author:きょうの目
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。